2023年9月8日(金)、「東京電力福島第一原子力発電所におけるALPS処理水に関する件」について、経済産業委員会、農林水産委員会連合審査会が開催され、審査が行われました。
私は、過日現地で直接見させていただいたこと、職場から教えていただいた生の声に基づき、西村経済産業大臣はじめ政府に実直に質問させていただきました。
冒頭、東電労組の代表者、東京電力の一員であった者として、深くお詫び申し上げました。国会では、東電出身者として厳しく見られ、批判を受けることもありますが、地道に努力を続け1番頑張っているのは廃炉・賠償・除染、そして復興に携わっている仲間であり、その仲間を応援するのが私の役割だと思っています。
ALPS処理水は、8月24日に海洋放出を開始して以降、すべてのモニタリング結果で問題は生じておりません。現地で作業に携わっていただいている皆さま、引き続きの安全運転をお願いいたします。
ALPS処理水については、科学的に安全であることが評価・確認されている一方、科学的根拠に基づかず輸入規制をする国の影響により、漁協関係者の方々や企業が大きな打撃を受けています。まずは、国による緊急支援策が迅速かつ実効性あるものとなるよう、官民の連携による対応が重要と考えます。
今、国内では「みんなで協力しよう、福島の海産物、農作物を買おう、食べよう」という大変ありがたい行動が表れています。
安全を科学的に確保したうえで、国民に安心を与え、困難を乗り越えるため力を尽くすのが政治の役割、責任であると思います。
私も全ての働く仲間の後押しができるよう引き続き努力してまいります。