2025年6月12日(木)、内閣委員会で盗難特定金属製物品の処分の防止等に関する法律案の質疑・採決が行われました。
この法案は、主に太陽光発電所から銅線ケーブルを盗み、買取り業者に持ち込んで換金する犯罪を防止するためのものです。昨年は約130億円の被害が発生しています。犯罪を防ぐための法案には賛成しつつ、再エネ電気の固定価格買取制度(FIT)が太陽光発電をビジネス化しすぎた、投資対象となってしまったことを指摘しました。できるだけコストは抑えることを考え、人里から離れた安い土地を選ぶ、使っていない土地を選ぶ、フェンスやセンサーなどのコストはかけたくない、夜間警備をする人を雇えばかなりの人件費がかかるため人もいない、そういう太陽光発電所が多く、ケーブルが盗まれてしまう隙ができてしまったのではないかと指摘しました。今後は、太陽光発電所側の盗まれない対策の強化も必要です。採決の結果、法案は可決されました。
